駅ナカ・駅別の各種戦略と現状を検証する

 

 2016年8月9日

 

 東京・JR田端駅は、JR東日本の新幹線を、実質的な展望台から飽きることなく見学できる稀有な駅として、知る人ぞ知る駅だ。

 駅から出ると、田端駅の周辺には、鉄道をこよなく愛してやまない方々の聖地みたいな箇所が、しかも複数存在している。

静止型の鉄道博物館ではなく、すべてリアルタイムに今も活動を続けている現場で、車両の現物を身近に見て、しかも歩いていける距離に。

これもJR田端駅が、どちらかというと隠し持っている影のごとき付加価値だと思う。
なぜ影か。俗にいう鉄キチにあまり知られたくないという感覚が、個人的な妄想だが、JR東側にあると踏んでいる。

田端駅から橋を渡り、JR王子駅方面へ歩いていくと、JR東日本のビルの先には踏切があり、ここから新幹線の休息中のあらゆる車両が観察できる。…

また、同時にその近辺がJR貨物のターミナル。いつも各種電気機関車や、東京近辺では珍しいデイーゼル機関車が身近に見学できる場所でもある。

 JR尾久駅の方に足を延ばすと、尾久駅周辺にはJRの中距離電車群が所せまして並んでいるのが見学できる。
足に自信のある方は地下道を通って
JR京浜東北線がわに移動をすると、運が良ければJRの客車群を眺めたり、エレベータ付きの高架橋から中距離車両群を一望できる。

 なかなか普段は見学できない鉄道車両も、ここではいろいろと生の状態で、ゆっくり観察できる。
そして疲れたらあちこちに帰路のための最寄の駅があるので、安心でもある。

 1枚目「Atreview2Fから、2枚目そこから見える風景。

 3枚目駅の横、橋上から新幹線の作業ターミナル全景。

 4枚目、5~7枚目はJR東日本支社ビルを過ぎたところ。JR貨物の各種機関車。

 8~911~12JR尾久駅周辺での中距離電車群。10はブルートレインの客車などなどが、無償で見学ができる。

 くれぐれもJRの現場に方々に迷惑をかけたり、仕事の邪魔をしないように。よろしくお願い申し上げます。

 

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 2016年8月6日

JR東日本東京圏駅ナカ。今回は上野駅。午後3時ころという時間もあると思うが、比較的閑散。

1Fは商店街、それと化粧品、雑貨などのコーナなど。
同時にそして全国的にも著名な店をいくつか集めたラーメンコーナーなど特徴を打ち出しているように感じる。

2Fはクラシックな感覚の食堂街、何度か家族でも利用しているが、多種多様な分野のレストラン街という印象。
価格は比較的安い感じで、家族連れでも安心して利用しやすい。

でも、東京駅の駅ナカ、日暮里のスイーツに特化した駅ナカとは明らかに異なっていると感じる。
一言に下町っぽい。

上野駅周辺のロケーション。
御徒町までのガード下街、その周辺の食堂街、上野公園内の博物館、美術館、そして上野動物園、そして上野不忍池の池周りの散策路と催し物場。
上野寛永寺周辺での墓参りの方々、浅草の繁華街からの戻り客などの、多様な方々の憩いの場であり、食堂街でもあるという性格を担っているからだと思う。

東京駅に終着駅としての立場も、「上野東京ライン」の開通とともに奪われてしまってもいるのも確か。
お土産店系統は確かに減ったようにも思う。
地道に着実に、あらゆる角度のお客様をかつまんべんなく受け入れていけるような戦略を強く感じた次第。

ここはこれからも大いににぎわっていくと思う。

 コメント

○荒尾稔 上野駅及びその周辺に関しては、改めて観察中です。近日再度取り上げる予定です。

 

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 2016年7月5日

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JR山手線の沿線では御徒町の次野駅、上野駅は、駅舎のほとんどを、高級なレストランや著名な忠k料理店などが参画している、食堂街として活動をしています。

ユニークなのは日暮里駅構内の駅なかです。すぐ近くに谷中銀座の商店街を控え、また京成成田への特急停車駅として成田空港への

乗換駅としても立ち位置もあってか、この駅なか商店街は、ほとんどすべてが甘味な嗜好品やデザートばかりに特化した店舗となっています。

それでもいつもいっぱいのお客が入っていますので、戦略としては大成功をしているのだろうと思っています。

日暮里駅界隈は、とても著名な和菓子やドジョウ鍋のお店とか、多種多様な老舗店舗が多い場所でもあり、それも影響しているかもしれません。

また成田空港への出入り口として、外人の方々も多く立ち寄られますので、それも大きな要素かと。

そのあたりをいろいろと思案して見ることも結構楽しいことでもあります。

 コメント
 日暮里駅は無勝馴染みの駅で、改装していることは知ってたけど、こんなに色々な特色のある店が出来たんだぁ。
 谷中銀座のクリーム餡蜜が好きで食べたこと思い出すなァ。

○ 荒尾稔  日暮里駅周辺は、谷中全体が多種多様な日本の文化を担ってきた市民文化の華とも呼ぶべき、モノづくり、食文化のエッセンスみたいなところです。
 そういった背景があって、東京駅に次ぐ、食文化、それおもスイーツに特化した、まあ谷中銀座の延長線上にある駅ナカ商店街ができ多のだと思います。

○荒尾稔  ある面、冷徹なJR東日本でも、聞き取りを含めた市場調査の結果等から地域の価値を認識している。
 さらに採算上からも検討を加え、敢て、このような冒険的とも思われる日暮里駅ナカ商店街を形成したのだと理解しています。
 

●本当賑わつていますね。

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2016年7月5日 

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同じJR駅でも、秋葉原は客層が異なるためか、駅内には多数のお店による集合食堂街や、毎週出店が入れ替わる雑貨店やなどがある。
駅の周辺、特にJRの高架下を利用した、十分に計画的に作り出された店舗が、秋葉原から隣の御徒町まで並んでいます。
これもなかなか見どころのあるお店ばかりです。

まず、AKB48関連のお店、そして日本のいいもの逸品「ちゃばら」ここはピーナッツだけとか、たしかにこだわりの逸品ぞろいです。

そしてその先にはB級グルメのお店がずらりと並んでいます。

全国のB級グルメで勝ち上がったお店が、それぞれ自動車の荷台を使ったお店で、営業を続けています。

その先には「2k540」と呼ばれる、貴金属装飾品の製造・加工・販売を行う匠たちが集まった専門店が十何店舗も並んで、独特の雰囲気をもって営業を拡大しております。

JRの高架下という環境をうまく生かして、新たなタイプの地域に適応し、密着した商店街が成長を遂げているように思います。

従来の商店街が、新たな社会変化に適応することに呻吟している現状の中で、その殻を打ち破れるような新たな起爆力をもった、モデルになりつつあると思って注目をしている次第です。

コメント

 AKB48に行って見たいですねェ。

 無線機の部品を買いに千葉から通っていた頃からみると、駅前も街の中もがらっと変わって、行きにくい街になりました。
荒尾稔  戦後の闇市から出来上がっていった秋葉原電気街。今は、すべてがちがちの事業計画があって、何かができてくるような街に変身。
 たしかに、特に高年齢者には行きにくいという側面が感じらると思います。

○荒尾稔 秋葉原の駅前にある電気館がビルを解体して立て直し、リニュ-アルしたので出掛けたら、全館が理解しがたいカード類の専門店に変身してしまっていた。
 まさに驚いた気分になったことを思い出す。まあ、AKB48の浸透ぶり、のこともある

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 2016年7月5日

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東京駅の商店街(=駅ナカ)は1F部分はカテゴリ別に幾つかに分かれ、これ以上考えられないほど効率的な販売方法を取る。

「駅弁や」という駅弁販売を主として、「銘菓紀行」というお土産専門店、「東京百貨」という何でもやの百貨店、そして「くすり・雑貨」という大事な薬や医薬品などに分けられている。
そのブロックに全国から選ばれたお店が配列され並んでいる。

顧客は新幹線への乗車までの時間をにらみながらそこで買い物をしていく仕組み。まず無駄がない。
どんなに旅行者が多くても、この方法でさばけてしまう。 
同時に通勤客の直線的な動きと、旅行者の横断的な動きでの混雑も、分かりやすい看板で、通路から旅行者が消えてしまう。
結果として人の動きが整理されて、企画側の狙い通りの、意図した流れが維持されている。

またB1は旅行者などが、スイーツなど嗜好品などを求めてぶらぶらしながら買い物をする。
その客層に向けて、その中には待ち合わせで有名な”銀の鈴”などもあって、1Fとは全く違うゆったりとした雰囲気を醸し出すのにも成功をしている。
まことに見事な配列と感嘆してしまう。

東京駅内及び周辺の地下街は、それぞれの特徴を紡ぎだしていて

大手デパートのデパチカ部分、子供たちのためのセンターや、食堂街などなど、それ自体が、超特大のエンターテインメントのセンターなっていると思う。

私も妻も、この整然とした地下の街中に入ると、何となく気持ちの高まりに襲われて、いつまでもぶらぶら歩き。
で、気が付いたら、くたびれて行く予定をやめ、何かを求めて、買って、そのまま帰ることもある。

これからの地域を活性化し創生していくべき主役の一つ、地域それぞれの商店街のあるべきモデルの構築事例として、重要なことが感じ取れる部分も結構多いと思う。

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コメント

●  各写真の説明も一寸づつ書くともっと分かり易いんじゃない。
○荒尾稔 ご指摘通りです。改めてまとめ直します。