イセヒカリの稲

201591915:07

 伊勢神宮由来の名前が付与されたイセキカリが1ha単位で順調に生育し間もなく稲刈りがされる。写真は耕作者の千葉県印旛郡栄町の農家 新海秀次さん。

 ここは長年にわたる、半不耕起栽培法によって無肥料無農薬の田んぼ。コナギ魏などの雑草は、ことごとく大きく強く育った稲株に負けて、背が低く逆に肥料とされだしている。
さらに最近とみに話題となる自然由来の濃密フルボ酸を使ってバーク堆肥を一変させ、さらにそれを液肥として使い、本人もこれだけ強い稲は初めてとのこと。

 さらに一番手前のイセヒカリの稲株の2列は、昨年この田んぼで見出した突然変異種の株。一回り以上も大きく実もしっかりとついている。
この中からもさらに複数の変異種も見出しており、食味も収量もさらなる強化を目指す。

 無肥料無農薬だけでなく、草を恐れず肥やしに化けさせる総合力が強みに、3年後をめどに今後も着実に品種改良を行って独自のブランド化をめざしているとのこと。
8月末には、ここを含めて一斉に稲刈りが始まる。

 なお、ことしのこの生育伸長は新海秀次さんの半不耕起栽培法の成果であります。フルボ酸等の撒布や堆肥、液肥等のさらなる投入によって次年度はどこまで、
さらなる生育拡大が果たせるか。見物です。

そして3年後には、市場にて販売を開始したいとのことです。