第3回里山シンポジウム  
第13-分科会「里山と残土・産廃」

開催日時 :2006年5月20日 午前10時00分 〜 正午
開催場所 :八千代市八千代市民会館第2会議室

参加者数 : 54名
        
(写真展も沢山の方にみていただきました)

趣旨:
 里山の谷津田にゴミが積まれる。千葉県の不法投棄、日本一と環境省は発表する。近県から船に積まれて千葉県に運ばれてくる残土・産廃が千葉県の里山を様変わりする。
 こんな受身の私たちでいいのかと思う。みんなで話し合いましょう。

 現状認識 
  全国の3分の1が入っているといわれた不法投棄が減ってきているというのもつかの間、また残土の山が緑の山に変わってきているその周りに新たな不法投棄が始まっております。気をつけましょう。ゴミは捨てられたらもう終わりです。気づいたら直ぐに町役場に、また警察に通報しましょう。ゴミは捨てられたそのときから何時までも置き去りにされるのです。県民皆一丸になってゴミの追放に立ち上がりましょう。

  結 論
 しろい環境塾ももう6年の歴史です。一歩一歩その気持ちでみんなで町を守っていく。講演会でもどうやったらそうなるのか、行政とも一緒になれるのかと質問はみなこのことで苦労していると言うことでした。きながにゆっくりと、これは町によいことなのだなということを皆が気づいてくれたときより町おこしは始まるようです
 
   まとめ
 ゴミ問題、不法投棄もそうですが、解決していく第1の課題は市町村に活気をつけるということでしょうと思います。そのようなことからしろい市の町おこしを紹介しました。そして残土、産廃がこのように町の景観を、里山を壊してしまうのだということを写真展では紹介しました。


メッセージ
 活気ある町づくりをしてふるさとをゴミから守りましょう。子どもたちを里山であそばせましょう。自然は私達の“ふところ”です。
 

 「里山を生かした町づくり2006」 平塚地区・運動公園の森モデル事業 

   講師  NPO法人しろい環境塾理事長 増木 豊   上西 忠

   司会 足立満智子(成田市議)

 ゴミがあるからゴミが捨てられると放置された里山を皆が集まり、資金がなくてもみなの労働力が資金なのだと、こつこつとやりだした。まず町を観察し、放置された倒木、谷津田をみてみんなで里山を保全しようと活動を始めた。干伐材の有効利用、炭焼き等

 子どもたちの環境教育にもつながると、しかし里山は間伐材が増えるばかり、田圃は国の大規模化の方針から耕作放棄状態が増え、行政の資金援助も1、2年で打ち切られるかも知れない。しかし、皆はふるさと作りに精を出す、子どもの環境教育、亀が沢山生息する二重側の河川工事で亀の救出作戦を大学の先生の指導のもとにやったり、今後向き合う課題は色いろあるが、6年目を迎えて一生懸命である。過日の5周年記念には大槻副知事や市長を迎えて、満員の盛況になった。行政と一緒の町づくりでゴミを追放しようと活躍中。


       第2部          写真展「変わり行く千葉県の自然」

 県下の各地の残土・産廃・不法投棄の有様を紹介し合わせて失われつつある千葉の自然を写真により紹介しました。

第1部          講演会「里山を生かした町づくり2006