第3回里山シンポジウム  
第7-分科会「里山と野生動物」

開催日時 :2006年4月30日午前10時分〜午後12時30分
開催場所 : 千葉県立中央博物館

 里山・森・野生動物・人……その一連のつながりのなかで、感じること、教わること、考えさせられること、などいろいろな感情が湧き上がってきます。千葉県内に於いても、様々な野生動物たちと人との間によこたわる深刻な問題(開発問題、農作物被害問題)があるのが現状です。

 今回の野生動物分科会ではニンゲン側の課題を踏まえながら、鎮守の森の樹々と密接な関係を持っているムササビなどの野生ほ乳類、そして野生動物と人との距離の取り方と言ったテーマについて、永年研究調査に従事してこられた専門家の方々から講演を頂くと共に、野外に於いて千葉県の土の感触を味わいながら電気柵(農作物被害対策)の設置に関するプチ実習などを行いつつ、意見交換や交流を行いたいと企画しました

第1部


講演
 「里山・鎮守の森に生きるものたちうと樹洞の役割」
             川道武男(関西野生生物研究所・理学博士)


講演
 「里山・人と野生動物の関係・餌付けする?それとも石を投げる」
             川道美枝子(関西野生生物研究所・理学博士)


質疑応答










● 現状

・ 鎮守の森は樹洞をはじめとした、多面的な機能を野生
 動物に提供している 
 

・ 餌付けは環境教育になる一方、様々な軋轢を生み出す
 原因にもなっている

 結論

・ 樹洞を守ること自体、意義のあること。様々な工夫を餌
 付け自体の是非は、個々の事例によ
る難しい問題

・ 野生動物との共生には、専門家の知識や普及が必要
           地元の人への手助け





 まとめ
  専門家と地元民とのコミュニケーション!

現地交流会&意見交換会 谷当グリーンクラブ
 ・アウトドア・フルーディスカッション
 ・電気柵の仕組み
 ・設置講座
 ・バーベキュー

第2部