星場 眞人(徳島県勝浦郡上勝町役場参事)さんの紹介

  星場眞人さんは、上勝町の建設課長、まちづくり推進課長等を歴任、上勝町の活性化のリーダーとして長年にわたって活躍している。上勝町は徳島市街地から勝浦川沿いを上流へ車で40分。山々に囲まれた人口約2100人、高齢者率46%というこの町は、「世界に誇れるまちづくり」をスローガンに1991年には「ふるさとづくり内閣総理大臣賞」を受賞している。全国的に有名な葉っぱビジネス「彩産業」、有償ボランティア輸送、ゼロ・ウエイスト宣言など、役場と住民が協力して取り組む工夫がいっぱいある。ゴミ処理施策では野焼を禁止し、ゴミを住民の手で分別し、ステーションに持ち込む仕組みに変えた。分別した資源物の情報を集めて協力依頼した結果、34種類分別(現場では55種類もの分別だという)となった。かつて年間 350トン発生していた上勝町のゴミの量は、いまや年間60トン程度
(お金を払って焼却・埋立している量)となっている。